
先日、知り合いの女性編集者から小包が届いた。中を見ると一冊の本が。タイトルは
『恋カツ宣言!』。一瞬、喧嘩売っとんのかい、と思ったが、同封されていたメモを読むと単純に編集とデザインを手がけたので一冊送りますということらしい。

本屋で自ら手に取ることは決してないであろうこの本、そもそも女性向けに書かれている。さてどうしたものか。ちなみに「恋カツ」とは、今流行りの「婚カツ」もいいけれど、結婚より前に恋愛してみない? ということらしい。

せっかくなので、熟読してみることに。女性向けの本を読むことで、少しは女心というものがわかるのではないだろうか。敵を欺くにはまず、いや、違うな、郷に入れば、これも違う、虎穴に入らずんば、もういいや、とにかくそんな感じ。

ぺらぺらと読んでみると、なるほどこれがよく出来ている。というか、男心をよくわかっとる。たとえば「男は基本的にプライドが高くて不器用な生き物」だとか、「男は女性の笑顔に弱い。だから女子アナの笑顔を目指してみよう」だとか、「男なんて単純なもの」だとか、「男の頭の中はいつまでたっても子どもと同じ」だとか、ええ、もうその通りでございます。

その他メールのちょっとした工夫だとか、言葉のかけ方だったりとか、うん、まぁこんなふうにされたらコロッといくかもというようなことがいろいろ書いてある。でも、個人的にはちょっと違うなということもあり「男は女性に頼られると断れないもの」などというのは、いや、俺、いつも平気で断るからと思ったり。ま、恋愛も人それぞれ、なかなかうまくはいかないなと。

そして、休日にこんな本を読んでいる場合ではないなと。
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今回は青春時代に大好きだった、あのバンドを。<連載>
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